2015/11/18

"おくりもの" (益子でのグループ展) / "GIFT"―group exhibition in mashiko

益子のmoegiの城内坂店でのグループ展
 

2015年12月12日〜12月23日
9:30 ~ 18:00
(最終日のみ17:00迄)

 
 
"GIFT"
group exhibition
at Moegi in Mashiko, Tochigi
 
DEC.12th ~ DEC.23th.2015
9:30 ~ 18:00
 
 
"Xmasや年末年始、大切な人や御自分に、世界に一つだけの手作りのものを贈ってみてはいかがでしょうか"

とか、ありきたりのキャッチコピーを書いてみる

今回のDMです

どうでもよいけど、
贈り物の英訳の"gift"だが、違う意味に天性の才能とか特別な能力というのがある
神から贈られし物といった感じだろう
なんか、その人が神に愛された感が半端ない

でも、古代ギリシャでは、才能は精霊のgeniusのお陰だとされているらしい
ジーニアスが訪れた時にだけ、才能が期間限定で発動し、また、いなくなると才能もなくなる
つまり精霊の気まぐれに近い感覚がする

そんなような才能についての話をTED(クマじゃない方)で話していた人がいて面白かったなと、なんか思い出した

だが、どちらにしても、1人で抱えるには大きすぎる(高価すぎる)贈り物を相手に与えることは、それが目に見えないものでも見える物でも負担になりやすく、最悪、相手を潰したりする時もあると思う

なんて言いながら、
大人のマナーでもある結婚や出産のお祝いが停滞していて、もう誰にして誰にしてないかわからなくなってしまっている自分がダメ人間すぎて、すり潰されてしまいたい気持ちでいっぱいなのだけど…
とくに、制作時にお知らせいただくと、その一瞬、めでたいなと頭をよぎるのだが、すぐ制作のことでいっぱいになり、瞬時に忘れ去ってしまうという、自分の人間の小ささには、自暴自棄になったりします…

すみません…

2015/11/12

ネイティブ・山形ン

大学の正面玄関からの眺めが一番綺麗
山形にある母校の大学から仕事を終えて
天気が良かったので、大学からフラフラ散歩しながら帰ることにした

途中の民家の前で青菜の束をいっぱい並べて、樽を用意しているおばあちゃんがいた

山形の名産の青菜漬けをしている場面ではないか、と興味津々で、おばあちゃんに話しかけたのだが

山形、久しぶりすぎて舐めていた・・・

10分くらい立ち話をしていて(ちなみに初対面です)、完全に理解できたのが10分の1くらい・・・

ちょうど、英語がわからない状態でネイティブの人と話しているときと同じで、

かろうじて聞き取れたそれらしい単語を拾って、ひたすら内容を想像して会話を続けるという高等テクニックを用いることになった

あれ、こんなに山形弁って聞き取れないものだったかなと、愕然する

リスニングに関しては英語よりも難しいのではないかと思った

完全に不審者な私を大学生かと思ったらしく仲良く話してくれた人の良い山形のおばあちゃんと、漬物作りは腰にくるから気を付けてね~っと手を振りながら別れた


山形は、申し訳ないが本当に地味な県だと思う
大学で行ってなかったら、一度も行かなかった土地かもしれない
でも、
学生で6年住んで、今再び訪れると、本当に魅力的なところだなとつくづく思う

 


今は本当に紅葉が綺麗で、蕎麦も新そばの季節でほぼ毎食蕎麦を食べてきた

板そば
教員宿舎から、グラウンドの右奥に見えるのが工芸棟
左奥の三角屋根が美術棟やら本館
紅葉が最高にきれい
 
実のところ、大学の非常勤講師で呼ばれたのが、今までの人生の中で予想外の出来事の上位に入ってくる事だった
もちろん、自分より若い人でもう大学の先生をされていたり、活躍されていたりする方はたくさんいるけれど
このグズグズの私がまさかな・・・と、思っていた
学生の時も出来が良い方でもなく、未だに嫌だ嫌だと逃げ腰ながらのらりくらりと制作しているのにな

本当にありがたいことだな思う

公園で見つけた
誰か子供が作って並べたのだろう

帰り道、散歩しながら思ったのは
この山形の環境は、創作にとても向いている土地だなと思う
四つの季節がそれぞれの一番良い所を全部活かしている土地
すごく綺麗な風景をたくさん持っている

2015/11/07

パフェ男子

この間、facebookにだけ公開して内輪に話題騒然(?)だったけれども
うちの父と父の兄のまるで双子写真
(高確率で服装もかぶるというシンクロ率です)
 
 
 
さて、今回は二人は
タカノフルーツパーラーにて

 
入口のウィンドウですでにすごい食いつきだったが、
入るや否や
メニューのパフェのページを開き、
目を輝かせて速攻、チョコレートパフェを注文
おそろいのパフェを前にご満悦の二人
おじさん、上着もチョコレート色でしょ♡っと嬉しそうに言っていた
父の幸せそうな顔・・・
もういい歳のおじ(い)さんの二人ですが
パフェが大好物です
帰り際に、次回何を食べるか吟味中・・・
どんだけ好きなのだろうか・・・
 
この二人は、昔からパフェ好きです
もうずいぶん前にも、兄弟でパフェを食べに行ったという
きもかわいい逸話もあり
 
さすがのクローン、食の好みまで高いシンクロ率
2歳違いだけど、まるで双子です
 
 
 

2015/11/02

健康!元気!ヤマザワ♪

先週、山形に行っていたのだけど

帰り際に、久々にヤマザワ(山形のスーパー)に寄ったのだが



この豆腐を発見!

この豆腐が大好きで、学生の時に本当に良く買っていたのだけど
店頭で見つけて、さっそくカゴに入れて、わざわざ買って帰りました

やっぱり美味しんだよな
ちょっと甘めだけど

なんで関東で売ってないんだろう・・・

最近、びっくりするくらい安い豆腐が色んな所で売られているけど・・・

ここのお豆腐は、どれもおいしいと思う

ちなみに宮城県の会社です




その時に、初めて見つけて、"山形のダシ"の様なものかなと試しに買ってみたが
これも美味しかった

地方のスーパーって愉しい

特に山形のスーパーはかなり愉しい
 

2015/10/25

漆についての自論(笑)

仕事の資料作りをしていたら、
大学院時代の理論講義の授業のレポートデータが出てきた

今思うと、あの時が一番、文章を書くことにノリノリで
周りは、A4用紙1枚のレポートを書くのに、ヒーヒー言っていたが
その中で、私はむしろ書きすぎてしまい、1枚に収めるのが大変だった

というか、大学の授業で一番好きだったのが、実技よりもレポート書きだった気がする・・・

で、今読み返すと、結構面白くて
やっぱり、描き方がノリノリだなと思う
というか、今、この文章書けないな・・・

しかし、読み直すと、これって授業の内容よりも完全にエッセイ風になっている(何様だ?)笑


ちなみにこの講義は、毎授業ごとにその日の講義内容(毎回先生が変わるオムニバス形式の90分授業だったかな)に関してのレポートを書くというものだった

そして、この回は、漆の小林先生によるスライドとかを使った漆の素材と表現の講義だった気がする

のに、ものすごいピンポイントで主観のみでしか書いていない 笑

この調子で、完全に授業内容というよりは独壇場のエッセイ風レポートを毎回書いていたが、文字数がきっちりあるので、最終的な総合評価は一番良い成績だった気がする、むしろ実技の授業の成績の方が良くなかった
言っておくが、美大だからこのレポートで許されていたが、普通の大学だったら落第していたことでしょう

もし、興味があれば、ご笑納ください (※小林先生の名誉のために言っておくが、まったく授業内容と違うことを書いています。すべては私の主観なので・・・・あしからず)

2015/10/21

ファシズムと白虎隊

会津若松は 白虎隊推しの気がする
駅前にも白虎隊の像がある

ということで、白虎隊が自刃した飯盛山へ
 
ここにも

自販機も
日本史よりも世界史が好きだったこともあり、知識がほとんどないのだけれど

本当に小さいころに、テレビで時代劇のエンドロールで堀内孝雄の『愛しき日々』が流れているのを聞きながら号泣した記憶があった
10歳以下だったはずで、あの時、本編は観ていなかった気がする(覚えていないから)
ただただ、あまりに歌とエンドロールの映像が悲しくて仕方がなかった。
それを今の今までずっと忠臣蔵だと思っていたのだが、白虎隊だったことに、今ネットを見てて、気づいた…そういえば、エンドロール雪降っていなかったしな


そんな訳で、知識は本当にわずかだったのだけれども・・・

参道

心臓破り(?)の階段
隣に動く歩道のエスカレーターがあります
この階段を昇って上に着くと、白虎隊のお墓があります
あまり写真を撮る気もおきなかったので、一枚もとっていませんが
白虎隊以外に、白虎隊の前進の少年兵、その他多くの会津藩士関係者の自刃した女性子供の合同碑などもあります

本当に嫌な話ですが特に白虎隊は
介錯する人もいなかったので、切腹した後、なかなか死ねずにその苦渋の様子は地獄絵図だったそう
生きる選択肢がなかったことも不幸だけれど、切腹以外の死を選べなかったことも、武士道精神の悲劇としか思えない

ここで、ボランティアガイドのおじちゃんに詳しく説明してもらいます
本当に素晴らしい説明でしたし、面倒くさい質問も全部答えてくれました。
ありがとう、平野さん

ですが、本当に申し訳ないが、
飯盛山の話は美談とは、到底思えなく
どちらかというと、自分には悲痛さに気分が悪くなる史実である

こんな歴史は、繰り返さないでほしい

ところで、そんな白虎隊のエピソードに心打たれたのか、何だか知らないが
(内容的には、彼らの武士道精神とかに感銘を受けたために贈られたとされているのだけど)
イタリアファシスト党のムッソリーニ総裁から贈られた、巨大なポンペイ遺跡の石柱の碑が建っている
ヒトラーユーゲント(ナチス党内の10~18歳の青少年組織)も、枢軸国の文化交流の一環として来日した時に、白虎隊のお墓詣りをしているとか
その後、ドイツから贈られた鉄十字の紋章の入った碑もある

ムッソリーニからの贈り物は、すごい存在感のあるモニュメントになっている

なんだかな・・・

国の重要文化財の
さざえ堂
ちょっとエッシャーの絵のような木造螺旋造りになっている


千社札がびっしり貼ってある
あまりに貼られていると、一見、魔除けの札に見える

紅葉が綺麗
飯盛山の厳島神社


白虎隊が移動に使った
水路のあるところ


もち屋
おいしかったな~
もち屋って山形にもあるけど
東京ってあるのかな
赤べこ
余談ですが
白虎隊だけクローズアップされていて、他の大人はどうしてたんだと、無知に思ってたのだけど

どうやら
会津藩では軍制をフランス式に変えて、中国の四神の名をとり,年齢別の4隊に編成したそう

玄武隊 50歳以上
青龍隊 36~49歳
朱雀隊 18~35歳
白虎隊 16~17歳
(すべて数え歳)

上記の年齢以上(隠居組)と以下(幼少組)なども編成されていたらしい

喜多方ぶらぶら

 
喜多方で酒蔵見学

昔使っていた木樽の焼き印
ちょっと見ずらいけど、左横に吊るされているのが
日本酒の造り酒屋の軒先でお馴染みの杉玉 

杉玉、または、酒林といわれている
新酒が出来上がると青い杉玉が吊るされて
徐々に色が茶色になるにつれて、酒の熟成を表すことになるという
(ネットから写真を拝借)
 
七輪で手焼きせんべい
会津のせんべいは、もち米ではなくて白米が原料だそう
なので、軽い口当たりなのかな

 
 
蔵の街

蔵で、醤油と味噌を作っている

ヘルマン、撮影中
 
なんか古くて良い感じの平屋

喜多方らーめん
昔食べた時は、あまり好きじゃないなと思っていたが
ここのはすごくおいしかった
人がいっぱい並んでたし

 
喜多方→会津若松

おばさんの家にあった会津塗りの漆器
この急須とお皿は、かわいすぎる・・・
おばさん、ゆずってくれないかな・・・

2015/10/20

温泉妖精

温泉旅館の温泉の男女入れ替えの仕組みは、
お客にとっては、非常にわかりにくいと思う
 
たとえば、今回泊まった熱塩温泉(塩分がかなり濃い温泉)では
夜の11時半から30分清掃が入り、深夜0時から朝の9時までが男女場所が逆になる
 
つまり、深夜の場合は、酔っぱらっていたり、早朝は寝ぼけていたりするから
この時間帯の入れ替えは非常に間違いやすい
 
 
というわけで、普通のお風呂は嫌いだけど、温泉は好きなので
早朝5時とかに意気揚々と入りに行くわけですよ
(朝の露天風呂ほど良いものはないと思う)
 
昨晩の0時前に入浴した所とは違うので、間違えないように暖簾を二度見
 
もちろん、平日だから、お客がそもそも少ないから
誰もいなくて、泳いだりしながらのんびり1時間くらい入っていたのだけど
 
私でさえ、間違えそうに感じるのだから、
人が少ないとおっちゃんとか絶対間違えるよな、と思い
露天から屋内の温泉に入りながら、ぼんやり脱衣所を見たら
 
おじさんが脱衣している最中だった
 
私は性別がはっきりしていないので、このままだまっていてもいいかなと思ったが
下手にタイミングがずれて、寝起きで気温差もあるから、驚かすと心臓発作とか血圧上がったりしたら嫌だなと思って
 
いかに自然な流れでおじさんに教えるか、おじさんのストリップを眺めながら思案する
 
で、おじさんがフルチンで、そそくさと温泉の扉を開けたタイミングで
 
「おじさ~ん、もしかしたら、今ここ女湯かもよ」
 
と、呑気そうに声をかけたら
 
おじさん絶句して、そのまま回れ右して着替えて出て行ってしまった
 
お客が多ければ、入口とか脱衣所で気づくと思うけど
利用者が少ないと、入れ替え時間の設定は難しいよな、と思う
 
その話を朝食の時に話していたら、
海外だと大ごとだよっと言われた(ドイツ人のおじさんも一緒に旅行していたので)
 
 
温泉の裏に朽ち果てたような趣の温泉神社

呪われそうな雰囲気 笑
おどろおどろしくて、つい登ってしまった

上の写真の鳥居が、あんなところにあります
つまり傾斜がかなりある
傾斜には大杉の根がびっしり地面をはっている
 

family tree

 
福地家ルーツの旅をするというので
面白そうなので
少し遠縁になる親戚の旅行に勝手に同行する
会津へ
ここのお墓は田んぼのド真ん中にあるので
稲が刈られたばかり田んぼとその先に見える山脈
360度眺めの良いところにあるお墓
 
 
たとえば、このお墓とかは、私の祖父の祖父母になるらしい
ので、遥か遠い
だから・・明治一桁の時代とかになるのかな?
お墓からの展望で猫魔ケ岳
猫の魔物がいたという
猫耳っぽい形です
本家になるらしいが、蔵がいっぱいある大きなお家
私は分家筋にあたるらしい

ちなみに、この一帯は、福地姓が多いらしい
リノベーションして、蔵と母屋が内側でつながっている
立派な仏壇があった

仏壇お参り中
ここにいる人たちと自分とを系図で表すとすごく難しい
(それくらい遠い・・存在すら知られていない可能性も)
本家のおじさんとか初対面だけど
少なくとも同じ福地さんです
裏側はビニールハウス群
本家のおじさんが陽気に案内してくれる
好物のミニトマトを栽培中
トマト狩りをさせてもらう
品種はルビー
大きくて甘くておいしい
時期的に稲刈り
ほとんど刈られている所が多いけど、ここは黄金の絨毯

ちなみに、新米の時期になるのだけれども
福島は全量全袋放射能検査という途方もない検査をするため
出荷までの過程でだいぶ時間がかかってしまう

こんなにたわわに実った新米も市場に出回るのはかなり先になってしまう
新米の時期は日本全国だいたい同じくらいのタイミングだけれど
この地域間での物理的な出荷の時間差は、農家にとってすごい不利になるのだろうなと思う