2017/09/12

ねこを少し出します。


ほとんどねこしか出さないのですが、
グループ展?フェス?に少し置かせてもらいます

いま、あまりに次の締め切りでテンヤワンヤすぎて、
全く本人は顔出せないですが、作品だけ置かせてもらいます。

もしご興味あれば、どうぞよろしくお願いいたします。


家鴨窯フェス2017

2017年9月17日(日)~24日(日)
※20日休み

12:00~19:00

ギャラリーボビン
渋谷区千駄ヶ谷4-17-2

家鴨窯→ http://ahirugama.gaw.jp/
(あぁ、びっくりした!今ググったら、同名のアダルト熟女サイトがトップに来た。
同名のサイトが、これだとビックリしますね。。。ビックリしない様に上記のURLで家鴨窯のblogに直接とんでください。)


実を言うと、
以前2.3回ほどボビンさんに行ったことがあるのですが、
毎回迷っています…

久しぶりに行くので、
今回の搬入で、ちゃんとたどり着けるか非常に心配です…

家鴨窯さんこと池田さんが、
推しメン(推しているメンバー)を集めてフェスをするみたいです。

私は、なんだかわからず、通りすがりにたまたま声をかけて下さり、
その頃、この時期は暇だと思っていたので、
あまり考えずに軽く受けていました。

空間はそれほど広くはないですが(記憶だと…たしか)、
17日(日),18日(祝),22日(金)には、投げ銭ライブやケータリングの飲食もあるみたいで、
アットホームなお祭り(陶芸市?)みたいな感じだと思います。


××××××××××××


信憑性は全くないと思うが、文末が面白いので

いや、子供の頃に頭を強く打たなかった人は、むしろいないと思う
子供は、頭を無意味にぶつける生き物でしょ・・・

大人になっても、不注意で1年に2回くらいは頭を強く打つしさ

EMちゃん(仮)なんか、3年前にNYCのMOMATでガラスの扉に強打して、
ひたいから血流していたし

それを笑っていたら自分も、
今年、銀座でドアマンの前でガラスの扉に勢いよく激突して、
あまりの強打に唖然とされたし…

…割らなくて本当に良かった

ガラスの扉は、キケンです
しかも綺麗に磨きすぎだから
余計に見えないから…



2017/08/15

ルンタ


菩提樹の巨木を見上げると、色とりどりの旗が枝にたなびいていた
遠い異国のこの土地でも 、人々は願いを叶えるために 、何枚もの布をブッダの悟りの木に飾る
まるでお寺の絵馬の様だ
風にたなびく何千もの祈りは、 天からの風に乗せられて 、私の頭をかすめてとおり、 やがて人々の生活の匂いを嗅いで 、空へまっすぐ駆け上る
何枚もはためく布たちは 、路地裏に干された洗濯物のように 、人々の生活を心地よく映し出していた

香りの強い花を捧げた祭壇の上は 、狂ったように咲き乱れたあの世の川のほとりの様で、鮮やかすぎる色の配列が視界の中で点滅する
目の裏に若干痛みが走り、瞑った暗がりに花の匂いだけが流れ込む
怖さと心地のよさを感じて
ふらりと揺れた足元に
痩せた犬がまとわり付いた
貧相に見えるその犬も
目玉は綺麗に澄んでいて
瞳に宿った恍惚の光と影が入り乱れ
まるで悟りを啓いた後の仏陀の軌跡を追うように


※10年以上前にスリランカに行った時に書いた散文と写真
昔、どこかに載せた気もするけれど…

**********

Pray for peace.

**********

何をどこに祈れば良いか、近年、よくわからない
どこの誰に祈っていれば、願いを聞き入れてくれるのか
それとも祈っているだけでは、誰の命も心も救えないのか

あまりに過酷で悲惨な人々は、ここからは遠すぎるし、
周りのがなりたてる声がうるさくて、
彼らの声がぜんぜん聞こえない

祈らないで、考えればいいのかな

イカヅチを持ち、グロッソラリアを操る我々にとって、
近代の神は、知恵と暴力なのかな

近現代史をみていると、旧約聖書のヤハウェの真似事のように感じる

**********

あ…制作していると、考えがシニカルになりやすいな…苦笑

いつも散文が頭に流れると、
ただ走り書きのような状態でそれを書き留めるから、基本的にタイトルがない

この散文もタイトルはなかった
あえてつければ、旗"かな…とか、まとめる時に、後日考えていた

けど、数年前にルンタという言葉を聞いた時に、ピタリと貼りついた

ルンタ(རླུང་རཏ་)
チベット語で、風の馬という意味
人々の願いや祈りを神々に届け、真言を世界に広める聖獣、天を馳ける馬
仏旗に描かれている馬の絵は、ルンタを表している


…あれ!?今気づいたけど、もしかして、日本の絵馬の起源なのかな??

2017/08/12

さよなら、ぼくのなつやすみ


初夏から休みなく仕事は続いていたのだけど、
やっと、ほんの少し見えた仕事の目処が、全く見えなくなりました

夏休み、というか、
休み自体が皆無な状態で半年すぎそうな雰囲気になりました…
いや、半年と言わず、来春まで続きそうで、暗くなる

こうやって、大人の一年は、あっという間にすぎていき、
あと20年もすれば過去50年分の記憶は脳細胞から綺麗に消滅してしまい、幼少期の肥大した記憶のみを何度も繰り返し思い出しながら、人生の深い眠りにつくのだろうな…と、
うつうつと考えながら、制作している

みなさんは、しっかり遊んで、たくさん思い出を刻み込んでください。


自分でこの状況に追い込んでいるんだから、
意外とワーカホリックなのかな、
とても、日本人らしいです。


せめて3日間くらい、涼しい部屋で、ぶっ通しで本を読みたいな…
と、読みたい本を近くに積んでおいてあるのだけど…


手を使いすぎて、手首から肩にかけて、湿布だらけの図
(同情を誘うように押し付けがましく写真を添付してみる…)


話は変わるけど、
こないだ読んでいた本の中に、大きな獣が、強いストレスを感じると身食いをする描写があるが、人も全く同じなんだよな


昔、クラスに爪を噛む癖の同級生が数人いた気がするが、あれも完全に身食い
あの癖が不思議すぎて、当時、ちょっと真似をしてみたら、
なるほど、これは癖になるかもな…と、思った記憶がある
矯正するのが大変そうだから、それ以上する気にはならなかったが。
カニバリズムの一種にもなるのかな…

いまの子供も爪を噛む癖の子は結構いるのかな
子供に触れる機会がない(というか人と会える機会がない)から、わからないけど

ま、爪は細菌の塊だからね…

制作していると、くだらないことしか考えないです

どうぞ、みなさまもご自愛くださいませ

2017/08/07

真夏の亡霊

小学生の時
近くに大きなお寺があるところに住んでいた

そこでは、月に一度大きな縁日があり、よく遊びに行った記憶がある

縁日ではたくさんの屋台が出ており、
地元の人に限らず遠くからも、お年寄りから子供までやってきていて毎月とても賑わっていた

そんな賑わいの中で、いつも人々が遠巻きに過ぎ、見ないように避けて、
ポカリと開いた空間があった

ラジカセから大きく流れる軍歌
白装束に旧日本軍の軍帽をかぶり
四つ這いになって頭を垂れた
足のない人、手のない人…
目の前に木の募金箱を置いていた

太平洋戦争の傷痍軍人

あまりの異様な光景に、眼を奪われて、怖くて仕方ないのに、見てしまう
この世に存在しているのかどうかさえわからなかった
それくらい異質だった

なんだろう…この人たちは…
何をしているんだろう…
なにか悪いことをして謝っているのかな…

なんだか悲しくて怖くて、腹が立った

音の割れた大音量の軍歌も嫌だったし、
白装束に、よれた黄土色の軍帽も嫌だったし、
手足が無い身体でコンクリートの上に痛々しく四つ這いになり、
何より、無言でこうべを垂れているのが、嫌だった

人が、よりによって大人が、
惨めな格好をしているのが受け入れられなかった

彼らに対する小学生の私の感情は、ネガティヴなものだけだった

道行く人に断罪されているみたいだった
私にも、彼らの断罪を強要されている気がした

世間はバブルの末期で
道を歩けば500円玉が転がっていた(私の記憶では)
街はギシギシと、ジェットコースターの頂上辺りまでのぼり詰めていて、
から騒ぎのような状態で、点滅する光の中で羽根のついたセンスをひるがえして赤い口をした大人が踊っている時勢だった

その中で、まるで時代錯誤のような風景

目にしていたのは、夏だけではないはずなのに、夏になると亡霊のように思い出す

中国残留孤児だった老人たちの肉親探しを呼びかけるNHKのテレビ放送も
街で断罪をうけるようにこうべを垂れる傷痍軍人も
昭和という年号とともに姿を消していった戦後の亡霊

カンボジアに行った時に、ポルポト圧政下の傷跡が生々しく
地雷で手足を無くした人たちが、やはり物乞いのように、アンコールワット遺跡のそこかしこにいた
まるで風景のように溶け込んでいたが、彼らは決してこうべは垂れていなかったし、
周囲の人々も避けてはいなく、むしろ商売敵くらいの勢いだった
ベトナムでもそう

軍人と民間人とかの違いなのかもしれないけれど、
太平洋戦争末期の軍人のほとんどは民間人だったはず

東京だと昭和40年〜50年あたりが傷痍軍人の姿を見かけた最後だというが、
なぜか私が見かけたのは昭和60年あたりだった
調べたら、やはりあの地域の私が見かけた彼らの姿が、本当に最後のようだった

戦後72年

昔ほど表立ってはいないが、今もなお、ご存命の方や、問題を抱えている方もいらっしゃると思う

映画やドラマで再現された昭和の三丁目"などを懐かしむ人がたくさんいるらしいが、
それのどこにも、傷痍軍人も中国残留孤児も描かれていないことを気付く人が、何人いるんだろう…

見ないように避けて、記憶から消してしまおうとしているのは、
悲惨さなのかな、それとも現実なのかな

って、エレクトロとかドラムンベースとかクラブミュージックをヘッドフォンで聴いて制作しながら、こんなことを考えている自分の頭は、だいぶ狂っている気がする…

藤城清治さんの展示にあった作品


××××××

山形市の恵埜画廊での展示が終了いたしました。
お暑い中、お立ち寄りくださった方、お気にかけてくださった方、
みなさま、本当にありがとうございました。
山形は、今、花笠まつりの真っ最中だそうです。
暑かったり、激しい雨が降り出したりと、
少し不安定な気候が続いておりますが、どうぞご自愛くださいますように。

本当に、ありがとうございました。

2017/07/31

優しい世界


マルティン・ルターの話で、かなり盛り上がった方だったので、
絶対にルターのカードを添えてご注文の品を送ろうと思った

だいたい、ルターのカードなんて、普通に売ってないのだけど

まー、1ヶ所あるんですよね…
"宗教改革フェア"とかしているところが…
ルターのクッキー型とかも、売っていたりする…笑

マルティン・ルターのPlaymobil (笑)

で、そこに買いに行くと、
顔見知りの店員さんがいらして、階上の藤城清治さんの展示会の招待券をいただいた

せっかくなので観て来た

小人の靴屋さん

四季の絵 春
さくら

なんか、世界が優しすぎて泣けてくる

今年、93才になられたらしい

こんなにも優しくなれるのは、
歳を重ねたからか、それとも、歳の重ね方なのか

ぼくの家は4匹 かつては30匹位いた。
その中のアベシニヨンのラビーが なついている
一番のぼくの助手であり 恋猫だ。
犬とちがってはしゃいだりしないけれど
言葉も通じないのに、なぜか心が通じてしまう。
いまは、ぼくのベッドの中へ入って寝ている
そして、ぼくの頬や頭のてつペンを舌でなめてくれたり
肩をマッサージしてくれる。
ぼくがまだがんばっていられるのもラビーがいるからだ。
でも猫だけではなく動物や生き物は人間の世界に
一番大切な幸せの原点だと思っている

藤城清治

年齢と同じ93匹の猫

今も、現役で描かれていることに感動と敬意を感じます

影絵の世界
どうか、世界が、彼の描くセカイのように、優しくなりますようにと心から祈る

(※ちなみに、よく間違われるが、私は無宗教です。)



その足で、3つ素敵な展示を見てくる

みなさん本当にすごいなと感動してしまう
人の展示を見ると、いつも自分の拙さに愕然とする
とくに、工芸系の展示は感動と同時に自分にダメさに凹む…

夏はガラスの展示が特に合う
昨日、終わっちゃったけど、wakoの展示
いまだに、服部時計店と呼んでいたりするんだけど…
技法が完全にマニアックすぎて、工芸をしている人は、オタクしかいない気がします(すみません…)

だいたい、技法がわからない人がみたら、綺麗だねってレベルのものは、
想像を絶する作業工程と匠の技的な技法が施されていて
えっ…そんな面倒で難しいことしてるんですか……と、こちらが絶句していると
いやぁもう慣れてるから、そんな大変じゃないんですよ。と、だいたいヘラっと笑う人の好い作家さんばかり…

良い作品を作り続ける工芸の作家さんや職人さんには、本当に頭が上がりません


私は、井の中でぬるま湯につかっていたいから、大海に出る野心もないのでと言い訳しても、年齢的にも世間は許してはくれないのだろうか…


夏っぽい

ここ数日、やっと目途がなんとなく立って、
普通に睡眠時間と食事がとれるようになった
急速に健康的になってきた

2017/07/19

まるか農園

大学2年生の頃に、デザイン科からの編入で
工芸(陶芸)に入ってきた男の子がいた

飄々とした人懐っこい笑顔で、
人の良い穏やかな人だった

彼の物怖じしない性格もあったのだけれど、
まるで初めからいたかのように、
気づいたらすぐに馴染んでいた


宮城出身の彼は、卒業して地元に帰り
結婚して子供もできて、
一家で海の近くに住んでいた

もう本当に、住所に、
浜とか海とかついているレベルで海岸線に近い場所だった


2011年3月の東日本大震災の時に、
多くいた東北出身の大学の私の知人の中で、
もっとも危険な地域に当時住んでいたのが彼だったと思う

案の定、家は圧倒的な津波で全壊したが、
幸運なことに家族から動物たちまで命は助かったという


住むところがなくなった彼は、
何故か奄美大島に家族で移住することにした

もともと島に住んでいそうな人だったし、
きっと彼の性格ならどこでも平気だろうと思ったけれど


私が知らないだけで、きっといろいろ苦労もあったのだと思うが、
移住してすぐに果樹の栽培を習い作り始めたということは聞いていた


奥様としぶちん(渋谷くん)
本当にいい写真
facebookより
先日、震災時に世話になったからと、
(まったく世話した覚えがないが…)
彼から小包が届いた


もう、箱を開ける前からすごく良い匂いがしていたのだけれど、
開けた途端に甘酸っぱい豊満な香りが溢れ出てきて、
その中に綺麗な赤紫のパッションフルーツが愛らしく鎮座していた

パンフレットの絵がまたかわいい!


芳醇な香りに、とりあえずワクワクしながら冷蔵庫に冷やしておいたのだけれど


パッションフルーツと聞いて、他の果物と比べ、正直そこまで期待感はなく
すっぱくて少し渋みが口に残るフルーツのイメージがあった


でも、彼曰く、
栄養価が高く美肌にいいらしいので(アンチエイジングとか)、
睡眠不足と疲れからボロボロな身体だったので、
寝起きの午前4時前に、
説明通りの切り方で割り、
スプーンでこぼれおちそうな果肉をすくって、口にしてみた 


あまりの美味しさに、走って携帯を取りに行き、
早朝に関わらず、すぐさま彼にメールをする



なんだこれ、めちゃくちゃ美味しい…



はっきり言いますが、
パッションフルーツはすごい美味しいフルーツでした


最近、グリーンカーテンとして、
ゴーヤや朝顔に代わり注目されつつあるパッションフルーツ


自宅でも収穫できたりするから、
逆にパッションフルーツの美味しさをわからないまま、
味の認識が固定している人が増えつつある気がする



けど、全然違う!


本当に違うからね!


それは、パッションフルーツじゃなくて、ただの実ですよ。


本当に食べてよ、これ。

まるか農園HPより
http://amantropico.amamin.jp/

冷凍させても美味しいらしいから、
いま、半分冷凍させている

で、あまりに美味しいけど、
これはきっと、彼が愛情と丹精込めて育てたっていう、友情補正が入っているかもしれないなとも思ったのだけど

それでも美味しいから、
なんでこんなに美味しいの?と聞いたら

ウチのはなんだかうまいんだよ。と

友情補正どころか、
すでに色んな方から絶賛をうけているらしい

彼の屈託ない笑顔を思い出す

奥さんやお子さんにはまだお会いしていないが、写真で見る限り、
こちらが微笑んでしまうような本当に本当に素敵な家族です

そんな素敵な家族の愛情の詰まった果樹園の果物は、
本当に美味です
この写真もfacebookより
あまりに素敵だったので

でも、本当は収穫初期のがもっと美味しいんだよっと教えてくれたので、
次こそはっ

実は、パッションフルーツの収穫時期は7月15日でもうおしまい、
本当はシーズン初めに宣伝したかったのですが、
ぜひ、ご興味があれば、来年にでもどうぞ

ま、私は奄美大島に遊びにも行きたいんだけどね

贈答用(箱入り) 6個 1500円
         12個 2500円

家庭用     1kg 2000円
         3kg 4500円
         5kg 7000円

加工用についてもご相談を承ります。

TEL/FAX 0997-63-1504
Email ama-tropico@s500.jp

写真:facebookより
情報:HPより


箱もかわいいんだよ!


注文書の写真も載せておきます

まるか農園 渋谷丹

2017/07/16

グループ展示のコクチです。@ 恵埜画廊 in 山形 July/2017

展示のお知らせです

今週から始まるので、ものすごくギリギリのお知らせですが…

山形市の恵埜画廊さんでのグループ展示に、30~40点ほど出品させてもらいます



古今;GENDAI@JO-SETSU展-夏期 恵埜画廊常設展 ~現代アート編~-

2017年7月21日(金)~31日(月)   
※25日休み(火曜定休)

10:30~18:30   
※最終日は17:30まで

恵埜画廊(よしのがろう)
http://www.yoshino-garo.jp/home.html

〒990-0042
山形県山形市七日町2-1-38
◆電話:023-623-3140
◆FAX:023-623-3140
◆E-mail:info@yoshino-garo.jp
◆営業時間:10:30~18:30
◆定休日:火曜日

“新しい思考を創り出す”手段として、現代アートは、時代を映し込む存在と言えるのではないでしょうか。価値観が次々を変化していく大きなうねりの中、美術作品は益々多様な姿を見せつつあります。今回は1960年代から現代の作品をご紹介します。その時代々に選ばれてきた作家たちそれぞれの、今を生きる作品をどうぞご覧下さい。(H

作品:猪熊弦一郎(版画)・池田満寿夫(版画)・オノサトトシノブ(版画)・内田鋼一(陶芸)・シムラユウスケ(ミクストメディア)・瀧下和之(フィギュア)・ふくちあやこ(陶)・ミヤケマイ(版画)・横尾忠則(版画) etc…50音順
(恵埜画廊のHPより)


って、あれ…
今気づいたけど、出展作家名の字面が…そうそうたる方々なんだが…
私なんかが出して、大丈夫なのかな…

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。

はあぁ〜…
とりあえず発送に間に合いそう、良かった…
まず、第1便です

直後に、先月納品を予定していた注文品の第2便を発送して…

で、次は、量産の注文品を…目下制作中です

慢性的睡眠不足と、窯を焚いてるから、部屋のあまりの暑さで頭がボーッと…する

それでも、先々月から睡眠を削って早朝に少しずつ制作しといて良かった…

テンションを上げるために、いつもはあまり聴かない近年の洋楽POPをYouTubeで流していたら、
Ed Sheeranの"Galway girl"のミュージック・ビデオに出てるのが、女優のシアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)で、可愛すぎて癒される

"かわいいは、最強なんです"
でも結局、疲れ果て、Bon IverのLive音源に落ち着く…

2017/07/09

嫁に来ないか feat. Muslim

サウジアラビア人の男の子に、イスラム圏の出会いと結婚について聞いたことがある

親族の男性以外には、素顔(ヒジャーブحجاب=大きなスカーフで髪や顔を隠している)も素肌(アバーヤعباءة=公衆の面前に出るときに服の上からすっぽりかぶるローヴを着ている)も見せないムスリムの女性(=ムスリマ)



日常で、家族以外の異性と話すことも関わることもないのに、なぜか結婚が早い

それは、大体は、結婚適齢期になると親兄弟や親族など伝いに相手をさんざん紹介されて、お見合いという形をとるからだ

その段階だとまだスカーフ姿しか見せてくれないのだけど…

で、男性側が婚礼金をたくさん積んで、交渉し(悪い言い方をすると)女性を買う感じになる

けど、
実際は、女性側からも断れるらしく
金額もまちまち
例えば本人同士が気に入れば金額が少なくても交渉成立だし
逆に、玉の輿も夢じゃない

で、結婚して、はじめて、ヴェールが外されて、素顔や容姿が見られるわけ
なんか究極のエロスな気がする…平安時代みたいでもあるけれど

ちなみに、たまたま外で見かけて、気になる女の子がいたりすると、
親兄弟や親族などあらゆる手を使い、その子の親と接点をみつけるという裏技?もあるらしい

実際は、子沢山で今は奥さんは1人という夫婦が多いが、最高4人まで妻を持てる一夫多妻の国。
叔父さんだけで、40人くらいいて、名前がわからなくなるとか言っていたぐらいだから、40人(×その家族)を動員すれば、気になるあの子の家族ともすぐにつながれる訳だ
…親族の力は偉大なり

でも、これはあくまで男の子側からのオファーのみ可能

実際はサウジのムスリマは
神秘的で美しく、しかもすごくオシャレな子が多く
アバーヤの下は、いまどきの服を着ていたりする

彼女らにとって、オシャレは自分のものであり、異性のためではない
女子会ともなると、着飾り方は華やかで
卒業パーティーか何かの写真を見せてもらったら
みんなデザイナーズのカクテルドレスに髪と化粧もバッチリ
スタイルも顔も良いし、リッチだから、〇〇ヒルズのセレブパーティー顔負けである

彼女たちは、ものすごく美醜にうるさい気がする、表立って口には出さないが、もし宗教的な縛りがなければ、異性の容姿に対する評価も相当口うるさい気がした

多少、人にもよるかもしれないが、
中東系の男の子も、カジュアルな服のセンスは全体的にレベルが高い
顔も体型もよかったりするが、洋服のセンスがよい


さて、そんなわけで、
え、じゃあ30代で結婚していない女の人は、サウジだとどうなの?と18才の男の子に聞いてみたら、"Something wrong(何か問題があるんだね)"と間髪入れずに言われた…

その通りです…

で、ちなみに、当時、妻子持ちの男の子に、第2夫人を誘われたが、第4夫人あたりが良いなっと、丁重にお断りをした

美しい中東女性は、欧米よりも女性の権利や社会的地位がなく、男尊女卑だから、おしとやかで三歩下がって三つ指ついてのイメージかもしれないが、全くそんなことはなく、
ものすごくよくしゃべり、気が強く、自己主張も激しい(個人差は多少あれど)

たぶん、日本男児は、圧倒されると思う…

親切だし、真面目で、しっかりしていて、面倒見もよいんだけどね。
あ、でも、サウジの子だけかな…
たしかレバノンの子は、サウジの子より物腰が柔らかかったかも…
いや、単なる個人差かな…でもサウジっ子はみんな推し強かったな…

最近、イスラムフォビアの風潮が特に強まっていて、
私は中東に、個人的に関心があるから、すごく悲しく思う

たしかに、テロはひどい
けど、テロはテロリストが起こすもので、イスラム教徒が起こしているものじゃない
…でも、先ごろ英国のメイ首相が言っていたことも事実なんだろうな

攻殻機動隊という絶大な人気を誇る日本のアニメ(漫画)があり、その副題が、作中の造語であるstand alone complex(=孤立の複合体)なのだけど、イスラム国のテロ事件を見ていると、それを思い出すし、メイさんの演説からもそれを感じた

イスラム教という宗教が悪いわけではなく、イスラム教のある部分を違った角度で解釈すると、過激な思想に転換される場合があり、それが少ない数であれ、パレートの法則のように、ある一定の過激派を生んでしまうという

そして、それは偶発的発生に近いために、防ぐことが難しく、結局は、イスラム教の思想それ自体を問題視せざるを得なくなるんだろうな
嫌悪のスパイラルは防ぎようがないのかな…

カナダで会ったサウジの女の子が、アメリカの大学ではなくカナダの大学に行くのは、アメリカは差別がひどいからだと言っていた
トランプさんになる以前の話でこれなら、今はもっとかもしれない

サウジがカタールと国交断絶したニュースが最近あり、未だに難航している
また、イギリスの調査で、国内の過激派助長の疑いがでているという
イエメン、シリア、イラン、イラク、アフガニスタン…混沌とした中東で、大国であり続けようとするサウジアラビアもまた何かくすぶり出している気がする

いつになれば、気軽に中東に行けるようになるのかな


サウジの男の子と久ぶりにメールをしていて、まだサウジに行くの諦めてないからねーって言ったら、わかってるよ、って言っていた

その子曰く、自分が結婚してからじゃないと、特に女の人を家に呼んだりできないらしい

平和な世界の中で、夢を叶えてお医者さんになって綺麗な嫁さんもらって早く幸せになってね、と母親のような気持ちで心から祈っている

2017/07/03

30代のハローワーク

怒涛の約2ヶ月間だった…
最後までまったく慣れなかった…
(って、まだ事後処理が終わっていないけど)
 
毎年、日本にいるとゴールデンウィークに、
友達の実家の梨園の摘果の手伝いをしている
 
カナダでは、
ホームレスやドラッグ・アルコール中毒の人たちと日々戯れて
社会との関係をボランティアを含め研究しているし
 
其の後、カナダの島を中心に、親方ゲイリーと工務店を営み、
リノベ&ペンキ塗りの助手をしていた
 
で、今回は、
友達の姉ちゃんの都議選の手伝いをしていた…
 
もう、完全に何屋さんかわからないけど、
私を必要として、時間と興味があれば基本的になんでも手伝いにいく
というスタンスを取っている
(時間が無いのがほとんどだけど…)
 
 
 
…けど、今回は頭の悪い私にはかなり大変だった
 
怒涛の連勤、残業…
初めてなことばかりなのに、意味をきいたり覚えたりする間も無く、
ガンガン仕事を振られ、しかもそのどれもが責任重大らしく、
元々ミクロなキャパが、完全にオーバーヒートして、
半泣きになりながらブツブツ言って、
 
…気づいたら当日
 
 
蓋を開けたら、トップ当選でした。
本当によかったよ…
 
 
 
はっきり言って、よくわからないまま終わったけど、
いつものごとく、周りの人たちにかなり助けられて、気にかけてもらって、
周りのあたたかさに感謝して終わった感じです…
 
ブラックでも闇堕ちしなかったのは、みなさまのおかげです 笑
 
毎回そうだけど、人には恵まれていると思う
…ありがたいです
 
さて、どこまで書いて(載せて)いいかよくわからないから、
いつものごとく潜入(?)レポートを書きたいけど、書いて大丈夫なのかな…
 
今だから、激しく同意する選挙あるある"だけ、とりあえず
 
 
党大会に行ったときに、違う事務所の秘書さんが言っていたのだけど、
 
"選挙に関わる人は、変わった人しかいない"って案件
 
本当にその通りです(関係者のみなさんごめんなさい)
良い意味でも悪い意味(?)でも変人ばかり、
凡庸な私がどれだけ浮いていたことか…
 
あと、
"おれ、選挙のプロだから"って自称する人ほど信用しちゃダメです
…痛い目にあいます
 
あとね
選挙のあのしつこい戦術を生かせば、仕事の集客が上がる気がする
まー、あれをやる気はないけどね…
私の仕事の場合、逆に減るかな…
 
なには、ともあれ、おつかれさまでした
 
そろそろ本業に戻らないと、いろいろとヤバい状態です…
明日は、約ひと月ぶりの休みだよ…
 とにかくねむい…

2017/05/29

虐殺器官

最近、人並みに通勤しているので
定期的に本を読む時間がとれて良い

思えば、SFを読んだのなんて、いつぶりか…
近未来(もしかしたら4、5年以内の未来で起こりうると予想すらできる)9.11以降の国際軍事もの
タイトルや、内戦、殺戮などの死体描写の割には、読み進めやすい文章なのだが、
いかんせん、軍事オタクでもないから、
近未来の武器や戦闘機能の描写を読んでいても、
なかなかイメージが難しく、そこだけが難点だった
これがファンタジーだとイメージを作りやすいのだけど…
私の頭は結局、外部からの情報の蓄積の組み合わせで世界が構築されているため、
ファンタジー系のパーツは豊富だが、ことSFに関しては、
オースティンパワーズレベルで、あまりにお粗末だから、
私の貧困な情報が文字についていけない…
知識がないと想像すらできないんだなぁ
…小説に限らず、世界も社会も人間関係も、全部そうなんだろうけれど

と、いうわけで、そのお粗末な想像を補うべく、
劇場版でアニメ化されたみたいだから(R-15)、DVDが出たらみてみようと思います
ちなみに、ハリウッドで実写化も予定しているらしい
この作家、伊藤計劃は、34歳という若さで亡くなり、
闘病中の3年間で、4冊くらいの本を書き上げ(1冊は絶筆)、
そのどれもがSF界で高い評価を得ている
文庫の巻末に、彼の最後の日記と
星雲賞授賞式での故人にかわってのお母さんのスピーチが書いてあった…
溢れ出る創作という意欲に相反して、命の時間のあまりの短さに、胸が苦しくなる
ちなみに、Wikipediaをみたら
7、8つ上だがウチの高校のOBで、その後、武蔵美に行ったらしい
高校の美術の先生に聞いてみようと思います

この本はあくまでフィクションだが
今なお続く、内戦や戦争、貧困や搾取に絡めて思うことは色々あれど、
結局、小説であれ現実であれ、
当事者とそうではない人との温度差は埋まることはないのだろうな
  
映画"ホテル ルワンダ"内の台詞より

ポール: あの映像をながせば世界は私たちを助けてくれる

記者: もし誰も助けにこなかったら?

ポール: あの残虐行為をみれば、必ず誰かが助けにくる

記者: 世界の人々は、あの映像を見て、怖いねというだけで、ディナーを続けるよ



実話の映画化
ルワンダ虐殺
1994年ルワンダでおきたジェノサイド
2民族間の内紛、100日間で、
約50万人から100万人近く(ルワンダ全国民の10~20%)の命が奪われる
映画は、それに救助の手をさしのべなかった国際社会を痛烈に批判している


ネット社会の2017年の現在ですら、
SNSで必死に叫び続けるシリアの国民と、
一瞬眉をひそめ、そのままディナーを続けるサイレントマジョリティ
(ex..YouTubeで懇願したアレッポのクドゥス病院へも支援届かず)
そうゆう私も、誰よりも何もできてないけれど…
知って、考えるようにしないとなと、つねづね思う
知識は、想像(創造)の糧になるし、迷った時の助けや支えにもなると思う
けど、歴史上で虐殺の駆り立てられる群衆もまた、
通常は、知識も常識も、良心さえあるんだよな…
それこそ、本の内容のように、人には虐殺器官があると考えてしまうな

伊藤計劃の違う本も読んでみようと思う

大絶賛の帯

2017/05/20

同人サークル"nabi"

会期終了間近で平日20時までやっていたので、
夜に三菱一号館美術館へ、ナビ派を観に行く

ナビ派…
一般的に馴染みのない派閥だと思うけど
ゴーギャン先生にインスパイアされた、
ボナールやヴュイヤールたちのカソリック信者で作られた
新たな表現を模索する、UKIYOE(浮世絵)とかが好きな会派のこと
(あってるかな?)
特設サイトが、これまたザックリだが、わかりやすいし、なんか面白い
http://mimt.jp/nabis/artist.html

これ、会期後無くなるのかな…残念
あ、明日までか!
同人サークルのオフ会みたいな雰囲気で、
めちゃくちゃ楽しそうなナビ派
ランソンのアトリエ、その名も"神殿"
(この、ネーミングセンス!ちなみにナビ派のナビは、ヘブライ語で"預言者"の意…)
に集まり、
仲間内でコスプレとかロープレとか、
創作物の発表とか講評とか
マニアックな文献の解読とかして、
意見交換という名の妄想ネタで飲み会とかしていたと思われる
…素敵すぎる
友達がいないから、非常に羨ましい…

で、本展の図録は買わなかったが、
こじらせ系男子?のヴァロットンの版画集を見つけて、即買いしてしまった
いい買い物をした
過去にヴァロットン展していたの知らなかった…
特別展示室っぽいところのルドンのグランブーケは素敵だった
ナビ派関連かと思いきや、ルドンのグランブーケは三菱一号館所蔵作品らしい…
ので、また見る機会はあるのは嬉しいな
結局、小さい頃から好きなルドンは変わらず好きなんだな
巨大なパステル画
実物おススメ
初めて三菱一号館美術館の中に入ったけど、すごいきれい
やっぱ丸の内が街的に一番ワクワクする
本当は帰りにタルトタタンを食べたかったが、姉宅でウニ丼を食べて帰宅
約1年前のひきこもり中(制作中)に、急にタルトタタンを食べたくなり、
未だになんだかんだで食べに行けていないのだけど…

2017/05/15

ジブリ系男子ノススメ

 調べ物していたら、まとめサイトでたまたま見かけたのだけれど、

理由を合わせて読むと、面白かった。

https://matome.naver.jp/odai/2135796945967301401

”4.もちろんシャツは「イン」な!!”

ちなみに私は、小さい頃にナウシカを見て、二刀流のユパ様に憧れ
ラピュタでは、インテリ風皇族のムスカが好きだった

だが、中でも、一番心を奪われたのは、
ナウシカに出てくるクシャナ殿下(皇女)

一目惚れの域
ジブリの中で、今でも最も好きだと思う



みんなそれぞれ、思い入れのあるキャラクターがいるほどに、
日本人のジブリ浸透率の高さよ
知らない人は非国民の勢いである

ジブリや新海誠(『君の名は』とか)などのアニメ映画は、
日本人なら観ていて当然的な扱いで、

他のアニメを見ていると、
オタクと思われる傾向があるのはなんでだろうか

そして、オタクという呼称が、
大して知識も深くない人に、むしろ蔑視的な使われ方をされている

たぶん、起源はマニアに対する侮蔑用語になるのかな

少し前だと、「見た目がすでに気持ち悪い人=オタク」
になりつつあったけど
今は、「見た目が3K(キツい、キモい、キタナい)=オタク」
とかは、もう常套句だし、
「コミュニケーションがうまくいかない人、ダサい人=オタク」
になりつつある気がする

使用感は、差別や中傷である

オタクは、外見的な特徴の意味は一切内包しない言葉だったはずなのになぁ

ちなみに、本来の意味で行けば、
マニアは、最大の褒め言葉だと思うし
オタクは、マニアからの派生なら、やはり褒め言葉になる気がする

ただ、私の中でマニアの認識は、
相当な知識量の人以外は認めないので、

つまりは、世の中のオタクと認識されている人は、
大概オタクではなく、
ただの趣味人、ないしは、誰かのファンなだけな気がする

つまり、趣味を持ち、人生を謳歌している人のこと

好きなことならば、オタクに限らず
調べたり、知識を持つのは当たり前で、
集めたり、追いかけるのは自己陶酔型
真似したり、匂いや味わうとかになると、
だんだん個人的な嗜好(フェティシズム)が強くなる
度が過ぎると、ストーカー心理と同じ状態になる

でも、これは、個人差があれど、
好きなら(当然?)起こりうることだと思う

でも、マニア(オタク)は、好きなものについて、
自己考察できて、
本一冊くらいは書くことができ、
流行り廃りにながされなく、
他人にその愛を納得(圧倒)させるだけの力があるときに、

はじめてマニア(オタク)だと思うんだけどなぁ

あぁ、それと、軽い人やオシャレな人がたまに使う、
"俺(私)、〇〇オタクだから" 
っていうのは、
大概が、自分を下げて隙を作るコミュニケーションツールなので無視してください

俗にいうオタクの人は、
〇〇オタクの〇〇って単語を発した瞬間に、
瞳孔が開き、若干発汗します

つまり、恋愛と同じ原理です

ちなみに、ジブリ系男子はモテるのかもしれないけれど、
ジブリ好きな男子がモテるかどうかは、保証しません

ジブリアニメのセリフで会話する高度な遊びをする学友は数人いたが、
それは、一般的には、気持ち悪い(=オタク)って認識になってしまうと思うので、あしからず

2017/05/10

天下のRAKU FAMILY

 楽焼の、世界での知名度の高さには驚く
特に欧州なんかの陶器のギャラリーを覗くと、"RAKU"と頻繁に目にする
恥ずかしいのだが
私の陶芸の知識の無さには、自分でも愕然とする
だから、感想がお粗末すぎて、あきれられそうだが…
 
MOMATで開催中の"茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術"を観てきた

樂家の系譜と銘品の展示
 
 
樂家"Raku family"と聞くと、
なんとなくCorleone familyっぽい響がある
(...勝手なイメージです。本当にすみません)
 
お茶(千利休)と樂家は、芸術というよりも、時の権力者絡みの歴史の印象が強く
また、その2つはあまりに価値のあり方などが特殊で、
何だか、絶大な力を持つ別次元の存在に感じているせいかもしれない


京都の方が広告センスが良いな

千利休と初代・樂長次郎がともに、
茶の湯のために作った、茶碗のための焼き物が楽焼の発端といわれ
樂家は、450年かけて、ひたすら茶の湯の茶碗をつくり続けている
かなり特殊だと思う
 
 
美しさって感覚が、整っているものという判断だけだったら、
物事は少々残酷だが単純なのだと思う


しかし、利休に洗脳されている日本人の血には脈々と、
侘び寂びの美意識が刷り込みされている気がする
(サブリミナル的な感じで)
 
なぜか、こんな歪んでちっぽけな黒ずんだ高台のよれた茶碗に見入ってしまうし
触れてみたいなと思って、想像してガラスの前で持っている感覚をイメージしたりしていた
完全に、はたから見たら怪しい人です

初代 長次郎 黒樂茶碗 銘 大黒(おおぐろ)

しかし、会場が暗すぎる…
特に、長次郎の展示室が特に暗すぎて、
実際の色と雰囲気がつかみにくい
 
450年続いている一子相伝(しかも男系継承)の芸術とか、
それはすでに忍者の秘伝レベルである
 
 
相伝といえど、それぞれの代により特徴があるので、
惹かれないものは、その作品すべてが、全く惹かれないけど
惹かれるものは、どの角度でも見ていたくなる
 
 
たぶん、利休以降の茶道はもちろんだけれど、
樂の美意識は、仏教哲学、老荘思想、禅などが色濃く反映されている


初代 長次郎 黒樂茶碗 銘 面影

小さな空間の中で、限られたもので見立て
茶碗の中に、宇宙を見る
もう、哲学以外の何ものでもない

その東洋的な感覚や思考もまた、西洋では神秘的に見えてウケるのかもしれない 

 
現当主、15代吉左衛門さんの彫刻的な作品が一番多く展示されており
初代の長次郎さんのと対照に置かれていたりする
そして、次期16代は、私と同い年だった
樂家の看板の重責を考えると、空恐ろしく、私なら、無理だ…
押し潰されて逃げるだろうな
 

こちらが、京都国立近代美術館

こちらが、東京国立近代美術館

両チラシとも、
上が初代・長次郎の茶盌(大黒)
下が15代・吉左衛門の茶盌
吉左衛門さんの茶盌が、京都と東京で違うのが好みが出ていて面白い

長次郎さんのは、うまく言えないが音が吸い込まれる感じで、静寂
吉左衛門さんのは、絵画・彫刻的で、躍動

未だに感覚でしかものを見ることができないので
その先(奥)を見れるようにならないとな
10年前からの私の課題である…
 
 


余談だが、
茶碗などの、"わん"という字を"盌"と書くことがあるが、
この字を見るたびに、"怨"(うらむ)を思い出す
下が、皿か心かの違いなのだけど
盌と書いてある茶碗には、怨念が入っている気がする
調べたら、「夗」の成り立ちは、人が腰を曲げて膝まづいて拝んでいる人の姿だそう。
曲げて押し込めるという意味があるそうで、即ち「曲がっている」ことを意味する
 
ネットスラングだと"orz"ということかな
 
皿が曲がれば、わん"になり
心が曲がれば、うらみ"になる
でも、盌と怨の間にはもっと深い関係がある気がしてしまうのは、
私のひねくれた性格のせいか…
茶盌を巡ってドロドロした利権とか、莫大なお金が動いてそうとか…考えてしまう
あ、四谷怪談の怨み"は、盌み"と書けそうだな…
 
 
そういえば、
どっかで見たことあるな、知り合いだったかな…と、
会場で何度かすれ違った人がいたのだけれど、はなちゃんだった
たしかに、こうゆうのとか好きそうだしね


私にとっては、面白い展示だったけど、
欧米人にとっては、面白いのかな?…と、
会場で、何人か旅行者をみかけたけれど、
つまらなそうな人とものすごい熱心にみている人(少数)と対照的だった

そして、アメリカとロシアからの凱旋展らしいが…
たしかに、吉左衛門さんの作品は、欧米に向いているかもな