2017/04/05

雨の日の憂い

朝から冷たい雨がたくさん降っていた

午前中に用事を済ませてしまおうとしたら、その時が一番降っていた気がする

長靴を履いて傘をさしていたのだが、
ふと前を見ると、
傘をさしていない毛糸の帽子をかぶった学生くらいの女の子が少し前を歩いていた

ちょうど信号が変わり、彼女と一緒になる
スクランブル交差点の横断歩道は、一度赤に変わると、少し時間がかかる

こんなに寒雨の中、傘をさしていないのは彼女くらいだ

せめて信号待ちの間だけでも近くの軒先とかに入ればよいのに、
彼女は、交差点の真ん前に立っていた

見ているこっちが気になるので、傘をさしかけたくてたまらなかった


でも、なんて言えばいいのか…
ずっと考えていたら、信号が青に変わってしまった

背後霊の様に後からスーッと雨宿りさせて、
気付かれたら、
"そんなつもりはなくて、傘が大きいからたまたま入ってしまいました、むしろすみません…"
的な言い訳まで考えていたのだけれど…

その後も進行方向が同じで、何度声をかけようかと思ったけれど、
臆して結局できなかった


信号待ちなら、
"待っている間だけでもどうぞ"
と、スマートに傘をさしかけるってのが一番良い気がしたが、
その後も進行方向が同じだと、そのまま一緒に歩くことになるし、
無言という訳にもいかないから、相手が会話に気を使うよな…
とか、考えて、やはりできなかった


でも、もし、このシチュエーションが外国だったら、ここまで考えなかっただろう
(知らない人同士でよく話す文化?だし)
また、もしこれが、日本であっても年配の方なら出来た気がする

まー、タラレバな話なのだけど…


今回の子は可愛い中高生くらいの女の子だったから、余計難しかった

これが、若い男の子でも、たぶん話掛けないだろうな…
濡れそぼっていても、青春だなっとか強引に思いそうだし…

じゃあ、器量が良くない女の子だったら、どうだろうか…
そしたら、傘をさしかけたかもしれない

じゃあ、外国の旅行者だったら?やはりさしかけた気もする

あまり警戒心をもたれなさそうな(悪意や下心と勘違いしない)人には、できるかもしれないけど、
結局は、(全くありがたくもない)ただの迷惑だったり、余計なお節介なのかもしれない


自分が逆の立場ならどうだろうか…

さしかけてもらいたいかな…
人によるし、たぶん会話に困る気もする

逆に、さしかける側の性別(私)が男性ならば、尚のこと難しそうである

いや、
男性は不可能である(※イケメンは除く)
…だよな、世間の風潮からいけば


まー、話しかけて傘をさしかけても問題なさそうな人はみんな、
傘をすでにさしているんだけどね…そもそもが


帰り道に、何度も色んなシミュレーションをしたが、

そこら中にあるコンビニでも買えるこのご時世で、あえて傘を持っていないことに、
何かとてつもないポリシーがあるのかもしれない

それに、余計なお世話は、小さな親切というよりも不審者に思われる可能性もある

・・・やはり見て見ぬ振りが一番よいのかもしれないな

と、哀しい結論に辿り着いたころに、家に着いた





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これ、アニメーションって結構びっくりするんだけれども
さすが、この人の映像美はすごい・・・



国際郵便
キャラクターものの切手を貼りまくる
(本当はもっとあったけど、さすがに自主規制)
ここまでキャラ切手だと、日本からの荷物だとすぐにわかると思うな
それにしても、安くなったな・・世界は狭いな・・・

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